コラム
ECサイトの売上最大化やブランド認知を図るには、効果的な広告戦略が欠かせません。どれだけ魅力的な商品やサービスを提供していても、適切な広告運用ができなければ、売上の伸び悩みだけでなく、競合にシェアを奪われるリスクなども高まるでしょう。
そこで、今回はECサイトにおける広告の重要性や、『CART RECOVERY®』（※1）で利用できる「カゴ落ちリマーケティング広告」（※2）について詳しく説明します。広告を活用して、さらなる売上の最大化を目指しましょう！
ECサイトにおける広告の重要性
皆様、ECサイトの広告施策の目的や、その重要性はご存知でしょうか？広告の目的は大きく3つ、「集客の強化」「CVRの向上」「ブランド認知の拡大」に分類されます。
まずは、この3つがそれぞれどのような役割を果たすのか確認していきましょう。
１．集客の強化
ECサイトの成長には、まず多くのユーザーを自社サイトに集めることが重要です。
以下のように、「検索エンジン広告」で顕在層にアプローチし、「SNS広告」で潜在層を開拓することが効果的でしょう。
・検索エンジン広告（Google広告・Yahoo!広告）
GoogleやYahoo! JAPANのような検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに連動して広告を表示すること で、購入意欲の高い顧客に直接アプローチができます。
例えば、「◯◯（商品名） 最安値」や「◯◯（商品名） 通販」といった検索に対して広告を表示すれば、購買意欲が高いユーザーの流入が期待できます。
・SNS広告（Facebook・Instagram・X等）
ユーザーの興味・関心に基づいたターゲティングができるため、潜在的な顧客層にもリーチできます。特にビジュアル重視のInstagram広告は、ファッションやインテリア、食品などのECサイトと相性が良く、ターゲット層に自然に訴求することが可能です。
２．CVR（コンバージョン率）の向上
広告では集客だけでなく、サイト訪問者を購入へと導く役割も担います。もし、サイトに訪れたユーザーが離脱してしまっても、適切な広告運用を行うことで、購入や売上アップへ繋げることができるでしょう。
・リマーケティング広告で購入を促進
一度サイトに訪れたユーザーに対して、閲覧した商品やカートに追加した商品を広告として再表示することで、購買意欲を喚起します。例えば、カートに入れたものの購入を迷っているユーザーに、買い忘れた商品がないか呼びかけたり、期間限定の割引クーポン付きで広告を表示すれば、購入への後押しができます。
・ABテストや動的広告配信による最適化
広告のデザインやキャッチコピーをテストし、どの訴求が最もコンバージョンに繋がるかを分析しましょう。さらに、ユーザーの属性や行動データに応じて最適な広告を自動生成する動的広告配信を活用すれば、個々のユーザーに適したメッセージを届けることができます。
３．ブランド認知の拡大
ブランドの認知度を高めることで、短期的な集客や単発の購入だけでなく、リピーターやロイヤルカスタマーなど長期的なファンを増やすことができるでしょう。
・ディスプレイ広告や動画広告で視覚的に訴求
GoogleディスプレイネットワークやYouTube広告を活用すれば、テキストだけでなく、画像や動画を使ってブランドの世界観を伝えることが可能です。特に、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えられる動画広告は、SNSとも相性が良く、拡散されやすいことも特徴です。
・インフルエンサーマーケティングやPR施策との組み合わせ
影響力のあるインフルエンサーに商品を紹介してもらうことで、ターゲット層に対して自然な訴求ができます。さらに、PR施策と組み合わせてメディア露出を増やすことで、ブランドの信頼性向上にも繋がるでしょう。
上記のように、広告の役割は「集客の強化」「CVRの向上」「ブランド認知の拡大」と多岐にわたりますが、全てを網羅したからといって、ユーザーが必ず購入に至るとは限りません。実際、多くのユーザーは商品を閲覧した後にサイトを離脱し、競合サイトと比較したり、購入を検討したりする時間を持つでしょう。
そのため、まずは一度サイトを訪れたユーザーに再アプローチする「リマーケティング広告」がおすすめです。
なぜ、リマーケティング広告がおすすめなのか、それはECサイト運営者にとって課題である「カゴ落ち」（※3）と関係しています。
カゴ落ちの現状と課題
ECサイト上でのカゴ落ち率は、株式会社イー・エージェンシーの調査で約64.7%、米国企業Baymard Institute社の調査で約70.2%と、いずれも約65%から70%を示しています。
また、カゴ落ちを通じて発生する機会損失額は売上の約2倍にものぼるとされています。
つまり、カゴ落ち率が70％のサイトで、月間3,000人がカートに商品を入れた場合、2,100人は商品を購入していない計算になります。また、このサイトの月商が500万円の場合、約1,000万円分もの機会損失が発生しているということになり、ECサイトにとって、「カゴ落ち」は重要な課題です。
関連記事「カゴ落ち率と機会損失を分析！ ECサイトのカート離脱を改善する方法」
関連記事「＜調査報告＞ECサイトのカゴ落ち率は平均は約64.7％ ～ イー・エージェンシー」
ただ、この「カゴ落ちユーザー」は、以下のような理由から購入には至っていませんが、商品への興味は持っています。
・決済手段の不安や送料の問題で購入を見送る
・比較検討中のため、時間を置いて決断したい
・クーポンや特典があると購入を決めやすい
このように、購入意欲があるユーザーに対して興味を持った商品をピンポイントでアピールすることで、売上回復の大きなチャンスとなるでしょう。
カゴ落ちに特化した『CART RECOVERY®』の「カゴ落ちリマーケティング広告」とは？
『CART RECOVERY®』の「カゴ落ちリマーケティング広告」は、カゴ落ちユーザーに直接アプローチができる広告手法です。
実際に、ユーザーがカゴ落ちした商品をバナー広告に反映させ訴求するため、通常の広告配信と比べてパーソナライズされた内容となり、より高いクリック率やコンバージョン率が期待できるでしょう。
さらに、「カゴ落ちメール」と「カゴ落ちリマーケティング広告」がシステム連携していることも特長です。
例えば、ユーザーが「カゴ落ちメール」でコンバージョンした場合、「広告配信」が自動で停止します。
広告の無駄遣いが起きないので、CPA（コンバージョン単価）を下げることが可能であり、「カゴ落ちメール」と組み合わせて活用することで、より強力なリカバリー効果を得られて機会損失も最小限に抑えられるでしょう。
また、その他にも以下のような特徴があります。
・広告に必要なフィード情報はすべてタグで取得をするため制作コストが不要。
・広告配信をするターゲット別で最適化ができる。
・PCとSPに対応した、多様なサイズのバナーとパターンにより、広告掲載商品に沿った広告配信が可能。
・管理画面でカゴ落ち率や機会損失額、メールや広告経由での売上情報を把握できる。
実際に、「カゴ落ちメール」と「カゴ落ちリマーケティング広告」の併用で、CPAが4分の1以下、CVRが42倍にもなったサイトもありました。
カゴ落ち対策なら『CART RECOVERY®』！
いかがでしたでしょうか？広告には様々な役割があるものの、まずは購入意欲がある「カゴ落ちユーザー」に対して、最適な広告配信をする「リマーケティング広告」は効率よく売上に繋がる可能性があります。
また、今回ご紹介した広告以外でも、『CART RECOVERY®』には以下の優れた特徴があります。
強力なリカバリー効果
離脱したユーザーに対して「カゴ落ちメール」の送信と「カゴ落ちリマーケティング広告」の表示を実施し、強力なリカバリー（呼び戻し）効果を実現します。
また、新規ユーザーで、カートページで離脱しそうなお客さまに対して、「リクエストメール機能」をご用意しており、この機能ではカートページ「カートに入れた商品情報をメールで受取りませんか？」というメッセージポップアップを表示し、購入を促すメールの送信ができます。
良質なコストパフォーマンス
月額39,000円（税別）（※2）の基本価格で、カゴ落ち解析・メール・広告・効果測定機能を無制限で利用できます。
※2：カート離脱数が10万件以上の場合は別途料金が発生します。
簡単な導入方法
WEBサイトに計測タグを設置するだけで簡単に導入が可能です。
お申し込みから最短3日で始められます。
多様な商材での実績
アパレル・美容・アクセサリー・家具雑貨、食品など、多種多様なECサイトでの導入と改善の実績があります。
なお、これらの機能は全て、最大2ヶ月間の無料トライアルにてお試しいただくことが可能です。
『CART RECOVERY®』でカゴ落ちの課題を解決し、更なる売上アップに繋げましょう！
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※1：『CART RECOVERY®』『カートリカバリー』は、株式会社イー・エージェンシーの登録商標です。
※2：「カゴ落ちリマーケティング広告」は別途有償のオプション機能です。
※3：「カゴ落ち」は、株式会社イー・エージェンシーの登録商標です。
※4：月間のカゴ落ち数が大規模の場合は別途料金をいただく場合があります。目安として月間PVが2,000万PVを越える場合はご相談ください。
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