株式会社クー様では国内マーケットが少子化の影響などもあり縮小する中、さらにコロナ渦のインバウンドによる売上減少課題を感じておられました。
元々、台湾に実店舗を約15店舗程度運営、香港現地のバイヤーが商品を扱っていたという背景もあり、海外マーケットでの需要に応えるため、現在「POU DOU DOU(プードゥドゥ)」「nop de nod(ノップドゥノッド)」の2ブランドで海外ユーザーの取り込み・海外からの売上向上を目標に越境EC環境を整えていらっしゃいました。
海外の購入フェーズユーザーに向けた環境整備として、株式会社ジグザグさまが提供している越境EC支援ツール『WorldShoppingBIZ』を導入し<買える>環境を用意する中で、さらに認知・検討フェーズユーザーに向けたアプローチとして、『shutto翻訳』を使い<伝わる>環境作りおよび、購買効果の検証にご協力いただきました。
1)実施内容
2022年11月〜2023年1月までの3か月間、「POU DOU DOU(プードゥドゥ)」「nop de nod(ノップドゥノッド)」の2ブランドの商品詳細ページに絞り、サイト翻訳ツールであるshutto翻訳をトライアル導入いただきました。(越境EC販売対応ツールWorldShoppingBIZとの連携導入により海外からのアクセス時にのみ翻訳が表示されるように設定)
翻訳先言語は元々、台湾・香港からの流入が多かったという背景もあり、「英語」「中国語(簡体字)」「中国語(繁体字)」に対応しました。
2)導入効果
遷移率・回遊率・CVRのUPに加え、売上は1.5倍!
■集計期間2か月
2022年:2022/12/1〜2023/1/31(61日)
2021年:2021/12/1〜2022/1/31(61日)
A.遷移率
※カートページ=WorldShoppingBIZのモーダル(上記キャプチャの赤枠)
※pt=パーセント (%) で表された2つの値の差を表す単位(以下同様)
B.購入率
「WEBサイト翻訳・多言語化ツール」によりユーザーの商品理解が深まり、遷移率の数値が上昇したことが、売上UPにもつながったと考えられます。
C.言語別の効果
▼英語ユーザー
PV数の大幅な増加は見られませんでしたが、単価の高い商品を中心に購入をためらっていたユーザーに対し、最終購入を促すことができ、売上は約2倍となりました。
▼中国語ユーザー
サイト内回遊をためらっていたユーザーの回遊を促進し、結果、多くの商品をカート投入していただくことで合わせ買いへつなげられ、CVR率は約2倍にUPしました。
※CVR・売上:前年100%とする
D.言語別の売上構成
元々全体の購入者の8割が中国語圏内なので中国語の比率は変化がありませんでしたが、英語の比率は
+5pt増加しており、英語ユーザーの売上に特に効果が見られました。
トライアル期間 前年同期間
今回トライアル導入いただいた株式会社クー様より、以下コメントをいただいておりますのでご紹介させていただきます。
【お話をお伺いした方】
POU DOU DOU Div. EC担当 立川 美穂子さま
立川さま: 越境EC整備はすでに株式会社ジグザグさまが提供している海外販売対応(越境EC)『WorldShoppingBIZ』で進めていたのですが、さらなるCVアップを目的にこのタイミングでご紹介いただいた低価格で手軽に始めることのできる『shutto翻訳』をトライアルしました。
ー 意外だったのは商品単価の高いブランドの方が売上が上がったこと
立川さま: 今回トライアルで対象とした「POU DOU DOU」というブランドは若年層向けです。ただブランドコンセプト的にはトレンドど真ん中のものではなくニッチなブランドという事もあり、店舗は縮小傾向でした。
一方で「nop de nod」は40代~50代がターゲットのため百貨店などに店舗拡大しており、扱っている商品単価も「POU DOU DOU」よりは高めとなります。
今回トライアルをするにあたり、ネット購入の年齢層は若いイメージだったのと単価の低い「POU DOU DOU」の方が売上が伸びるのではないかと想定しておりましたが、結果は「nop de nod」が伸長しておりました。
考えてみると当然ですが単価の高い商品ほど、ユーザーの購入のハードルが上がります。
海外ユーザーが翻訳された商品説明を読み、商品理解が進んだ事により、購入ハードルを下げることができ、単価向上に繋がったのではないかと思っています。
結果として遷移率(回遊率)・PV数の向上に繋がったのはやはりshutto翻訳の導入によるもの、またCVRの向上はWorldShoppingBIZによるものと、双方の相乗的な効果もあったのではないかと感じています。
ー 今後はインバウンド需要にも活用したい
立川さま:トライアル時は越境EC対応というところでまずは海外からのアクセスにのみ焦点をあてて翻訳の効果を見ていましたが、コロナも落ち着いてきたので、これからまた越境ECだけではなくインバウンド対策も必要になると考えています。その際は国内の多言語ユーザー向けにもサイト翻訳が役に立つのではと期待しています。
立川さま、インタビューのご協力をいただきありがとうございました。
サイト翻訳・多言語化は、購入には直接的に寄与しないと、思われる方が多いかもしれません。
しかし、ユーザーがサイトに興味をもって訪れた際に、自身の使用している言語で商品の説明が表示されていれば、より商品のことを知りたいという意欲が沸くのではないでしょうか?
そして、ユーザーの商品理解が深まれば、購入時の不安を払拭することができます。
また商品理解が深まることで他の商品も見てみたいと思われ、回遊率が高まる可能性もあります。
結果として、遷移率(回遊率)・PV数の向上や単価の高い商品の購買促進にも寄与します。
コスト面においても別途英語サイトを作るのではなく、既存サイトへ「翻訳・多言語化ツール」を使用することで手間なく低コストで多言語化サイトの実現が可能となります。
ウェブインバウンド・越境ECという大きなビジネスチャンスに、海外ユーザーに向けた<伝わる>且つ<買える>サイト環境作りを始めてみてはいかがでしょうか?
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