コラム

自治体ホームページの"使いやすさ"改善に、レコメンドエンジンが役立つ理由とは

作成者: レコメンドサポート担当|2024年09月18日(水)

 

自治体ホームページは、「生活に関わる情報を住民に伝える」という役目を持っています。多くの人が情報取得のためにアクセスしているメディアであり、住民の 1 / 3が使っているとも言われています。(※1)

また住民と自治体のやりとりで最も望ましい手段として、公式ホームページが挙げられており、自治体にとって非常に重要な情報発信の手段の1つとなっています。(※2)

一方で、利用者としては「使いにくい」として感じることも多いのではないでしょうか。その「使いにくい」理由を詳しくみてみると、「自分の知りたい情報が見つけにくい」が8割に上ります。(※3)

本記事では、自治体ホームページを、使いやすい・わかりやすいサイトにするための方法を解説します。

 

 

 

自治体のホームページが使いにくいサイトになってしまう大きな理由は

自治体ホームページは数千ページを超えることもあり(※4)情報量が非常に多いのが特徴です。さらに、様々な属性の人がその時々で各自が必要な情報を求めてアクセスするため、ターゲットを絞ることが難しいという面もあります。

多くの職員がページ作成に関わっていることでページの作りや構成にバラツキが生まれ、それが使いにくさ・わかりにくさにつながっているケースや、単純にサイトが古くデザインやUIが見にくい・使いにくいというケースもあります。

自治体のホームページをわかりやすいサイトにするためには

自治体ホームページをわかりやすい・見やすいサイトにするためには、以下4点に注意しましょう。

1. スマートフォンで見やすいこと

インターネットの日常的な利用はスマートフォンがパソコンやタブレットを大きく上回っており(※4)、スマートフォンでの見やすさ・探しやすさの優先度を上げる必要があります。具体的には、小さい画面でも見やすく探しやすいレイアウトや配色・フォントサイズなどを考慮することです。

スマートフォンにおける自治体ホームページの使いやすさは、利用者の理想と現状が大きく乖離しているポイントでもあります。(※2)

2. サイトのユーザビリティが低いわかりやすい文章にすること

必要な情報が掲載されていても、文章量が多すぎたり利用者にとって馴染みのない難しい表現になっていたりすると「使いにくい」という印象を持たれてしまいます。文章を簡潔にしてほしいというアンケート結果にも表れているとおり、伝え方にも工夫が必要です。(※2)

また、関連リンクを設置する場合には、内容が推測できるタイトルにするよう心がけるのも一つの手です。

3. デザインを整えること

部や課により構成やデザインが大きく異なるような場合、統一感がなくわかりにくいという印象を与えてしまいます。最近ではガイドラインを設けている自治体も増えてきましたが、配色やフォントサイズなどについては、どういう場合にどんな色やフォントを使うのかなどのルールを定めておくと良いでしょう。

4. 目的に合わせて情報を整理すること

同じカテゴリに含まれるとしても、お知らせなどのニュースと手続きに関する情報が混在しているとわかりにくいという声も上がっています。(※2) 非常にたくさんの情報をどういった切り口で分類するか、どのような見せ方をするかは難しい問題です。

各コンテンツに対し関連する情報をスムーズに提供する方法として、ページ内に関連情報への導線を設置することが挙げられます。
関連情報を次々に読んでいくことで、利用者の理解を深めたり、最終的に必要な情報へたどり着いたりすることへ繋がります。

導線の設置・改善にレコメンドエンジンが役立つ

関連情報を表示するためには、どのコンテンツに何を関連付けるかを決め、そして表示するコンテンツを設定する必要があります。
ですが、1コンテンツごとに、表示する関連記事を手動で設定してくのは大変工数がかかり現実的ではありません。そこで役立つのが、レコメンドエンジンです。

ECサイトではすっかり一般的になった「この商品を見ている人はこの商品も見ています」のようなタイトルでおすすめを表示しているのがレコメンドエンジンです。
実は、レコメンドエンジンは「購入」という概念のない自治体ホームページでも力を発揮できるツールです。

利用者の行動履歴などを基に、各コンテンツに対してよく一緒に読まれている記事を自動で紐づけ、「このお知らせを読んだ人はこんな記事を読んでいます」といった形で関連記事として表示させることができます。それにより運営者の手間を抑え、利用者に必要な情報を案内することができます。

株式会社イー・エージェンシーの『Contents Recommend』は、自治体サイトへの導入実績を持つ「メディア向け」のレコメンドエンジンです。最近では、自治体サイトのリニューアルのタイミングでご相談をいただく機会が増えています。

『Contents Recommend』は、導入作業はタグを設置するだけ、月額費用は39,000円(税別)からご利用いただけるレコメンドです。リニューアル時に限らず、現行サイトの改善にもお役立ていただけます。
『Contents Recommend』の機能を使った活用事例はこちらで紹介していますのでぜひ参考にされてください。

 

活用事例資料ダウンロード(無料)はこちら


自治体サイトのようなメディアサイトの利用方法などについては、お気軽にお問い合わせください。

<参考>
※1 https://sembear.biz/sembear-journal/2023/02/28/lg-homepage-reality-improve
※2 https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=26206
※3 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000048939.html
※4 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242530.html